立体裁断とはpart.3
ファッション
日本では、明治になって洋服の文化が入ってきたとき、その技術を取り入れるために展開図を解釈することからスタートしました。日本の洋裁は、素朴な立体裁断の試行錯誤の時期を経ないで平面裁断からはじまったと言えます。
また、洋服が欲しければ自分で作る以外に手に入らなかった時代が戦後まで続きました。そのため、洋装店よりも洋裁学校の方が全国的に広がっていて、その役割は職業的な技術を磨くというよりも、家庭婦人の教養として自分の服を作ったり、子供の服を作ったりするためのものであったのです。そのために得られる技術には限界があって、自分の寸法に合わせた大まかな原型を平面で作成し、スタイルブックの通りに作図していく程度のものでした。
このような平面裁断法は、日本の経済力が先進国に追いつき既製服の時代になると通用しなくなり、アパレルの現場では勢いドレーピングが主流となりました。そして、立体裁断といえばドレーピングというようになったわけです。
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